皆様、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

さて、新年明けましてですが、大晦日からのお話です。
昨年31日、大親友のフランス人旦那様を持つ友人家族を招いて我が家で忘年会、
友人家族がお米を炊かないほどの洋食生活ですので、私が純和食(大したことは
ありません)を御もてなしし、京都ならではのニシン蕎麦でしめて年を越すと意気込んでおりました。
しかしまた子供です。。。。

30日まで元気で走り回っていた我が子が、31日朝からグッタリ。
そして京都は予想外の大雪。
結局雪で友人も来れないとなり、子供は夜には熱が八度にも上がってきまして、
救急病院に行くことになりました。

しかし外は大雪です。

とにかく病院に行かなくてはと、駐車場に行くも車の上には30センチ以上もの
雪がドッサリ、駐車場にも雪がドッサリ、
タイヤが完全普通乗用車の車ではとても病院まで辿りつける状況ではありませんでした。

私の旦那様は京都に来て一年半、漸く独立した似顔絵お仕事が軌道に乗ってきまして、
一月五日まで似顔絵イベントに引っ張りだこ。12月後半から完全休みなしの働き三昧で、
早朝から夜中まで家におりません。
親も自営業で弟子を抱えておりますし、テンヤワンヤ。
帰郷しておりました姉も三人の子供を抱え、助けて貰えない状況。
タクシー会社に三社電話するも、繋がらない、一時間待ち。
漸く雪でも大丈夫な車を手に入れて、もう直ぐ産まれるのですか?
とばかりの突き出した我がお腹と、我が子を抱えて、運転して病院へ行きました。

表通りに出たら雪はないだろうと思った予想に反し、表通りも大雪。
また救急病院が坂の山の上にあり、駐車場に辿り着いた時には、足も雪に埋もれる始末。
さて、やっと病院とおもいきや、駐車場から真上を見上げるほどの高台に病院があり、
何の嫌がらせでしょう、目の前には20段ほどの雪に埋もれた階段です。
13キロの我が子を抱え、張り出すお腹。シンシンと降る雪の中をおもわず一人出た言葉が、

「ワッショイ ワッショイ」でございました。

これぞ生粋の日本人の掛け声でございますね。

しかし後ろから誰かがささやいてるかのように、ドスコイ ドスコイ と聞こえたのは気のせいかしら?
62キロ?にも達した体重でコートを羽織る私の後ろ姿はもはや相撲取り。。。

とにもかくにも無事診察終了にて帰宅。

私の描いてた忘年会とは裏腹に、しんみり静まりかえったリビング夜中12時前。
忙しい旦那様は朝食を食べましたら、昼食をおとりになる時間がありませんので、
年明け早々パワーをつけて貰おうと、朝からモツ鍋を食べさす予定でして、
キッチンでお鍋をかき廻してるところに旦那様が、ただいまと登場。

年越しにモツ鍋かきまわすドスコイ料理にドスコイ妻。

ニシン蕎麦用意してありましたのに。

作家様の綺麗な器でフランス人の旦那様達をお持て成す予定でしたのに。

私の年越しは相撲取り。

しかし、2010年最後に神様から与えられた母としての力量を試されたような出来事でした。
なんとかやりきった母はまた強くなったような気がします!

どんなもんだい!

育児も家事も、制作もより一層やる気満々で今年を迎えております。

負けへん。

 

 

お写真は我が家のリビングからの比叡山、お一日の朝にて。