お知らせ
贅沢を創る
日本がこのような事態になる前から、私がもし貧しい国に行った時、 明日の食べるものさえ分からない子供を目の前にして、 「ミマリは日本で何をしているの?」と、もし聞かれたら、 私はアーティストだ、とよう言えへん、そう思っております。 もしそう応えたとしたら、「何を創っているの?」と聞かれます。 箱とか、部屋に飾るもの、と応えるしかありません。 明日の食べるものさえどうなるか分からない子供にとって、 ふ ...続きを読む
京都
我が家のリビングにはテレビを置いていません。 ですので殆どテレビを見ることはありません。 家に一台も本当にテレビがなかったら、 今回の震災も今だ知らないかもしれない、 なんで行く先々でお店が半分暗いのやろう? 暖房ついてないのやろう? そう思ってるかもしれないくらい、 京都の今は目立って変わったことのないような、 そんな状況です。 しかしそんな中、何人からも電話がきます。 京都に避難したい、安いマ ...続きを読む
今後のスケジュール
暖かくなってまいりました。 築40年の我が家は冬は極寒で、お風呂に入ろうもんなら、 脱衣所で修行ですか?と思うような生活ですが、 漸く修行から逃れられそうでございます。 今年の予定は、グループ展だとご報告させて頂いていた 祇園小西さんでの展覧会が個展に変わりました。 そして昨年からずっと行ったり来たりで、なかなか進まずに います東京からの3メートルとか4メートルとか言われてる 大きな作品の依頼が決 ...続きを読む
光栄に思ふ
私が小学生の頃、父の元にお弟子さんが入ってきました。 その方は頭脳明細だっため、親に芸大に入ることを猛反対され、 結果、京都大学をご卒業された後、今だに絵を諦められないと、 父のところにやってきはりました。 私は小学生だったため、何も考えていなかったのですが、 両親がその方の事を何を私に説明した分けでもありませんが、 仏のような方やなぁと子供ながらに思っておりました。 父も最初は芸大を出ていない若 ...続きを読む
プラハからの手紙
プラハから手紙が届きました。 もう何年も前になりますが、東京で個展をした時に 出会いました。 画商をなさってる方で、展後ご連絡を頂き、 プラハで個展をしてみないか?との内容でした。 プラハに行ったこともない私は、お応えように困ったのですが、 廻りの知りあいや友人に相談してみると、 次々とプラハに詳しい方々が沢山おられて、 皆様口を揃えて 「良いところだよ、個展が出来るなら是非やってみた方が良い」 ...続きを読む
おつぼねさんの御嫁入り
ここ数年時間もなく、全く描かなくなりましたが、10年ほど前は よくペン画を描いておりました。 当時、東京、アメリカで個展をしたいと思ったのですが、 どこのギャラリーが良いかが全く分からず、若かりし燃えるパワーで 思いついたのが路上でペン画を売ることでした。 お求め下さる方々に截金の作品集をお見せして、本当はこれで個展が したい、良いギャラリーないか?と連絡先をお渡ししておりました。 実際東京でこれ ...続きを読む
ドスコイ
皆様、明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い致します。 さて、新年明けましてですが、大晦日からのお話です。 昨年31日、大親友のフランス人旦那様を持つ友人家族を招いて我が家で忘年会、 友人家族がお米を炊かないほどの洋食生活ですので、私が純和食(大したことは ありません)を御もてなしし、京都ならではのニシン蕎麦でしめて年を越すと意気込んでおりました。 しかしまた子供です。。。。 30日 ...続きを読む
ハングリーアーティスト
今年もあとわずかとなりました。 お掃除をしていましたら、私が25歳の頃単身渡米、ロサンゼルスに 一年間行った時のアルバムが出て来きました。 少し日記のようなものも書いてあり、大変懐かしくなりました。 今思えば、あの頃は本当にまだまだ青くて渋い林檎のようなものでした。 現代のメディアの見える部分だけに影響されたかのように、”若くして截金で 有名になりたい!”という考えが大変強く、作品もまだまだ未熟で ...続きを読む
制作過程
只今緑のお箱制作に入っております。 よく個展の時に聞かれますので、 私の制作過程をお教えしたいと思います。 先ずは描きたいモチーフを見つけてきて、 その写真を見ながら截金で施します。 紫の玉のようなものや、白いお花のようなものなど、 写真からかなりデフォルメされた感じでしょう? 見なくてはイメージが浮かばず、見て全然違うものを 描いてる、そんな感じです。 黄色いお色は、この度紅葉が綺麗だった銀杏の ...続きを読む
あかん
先週末、栃木県から友人二人が京都に遊びにきました。 「ちゃんとした京料理を食べてみたい」 そんな要望に、子育てまっただ中の私は、京料理ですか。。。 どこにお連れしましょうか。 思い起こせば結婚する前20代後半の頃、京都での作家活動も のって来たころだったのでしょうか。色んな先輩作家さん方々の 集まりやお食事会、お茶会に連れて行って頂いたりして、ええもん を観せて頂いたり、会話の中から出てくる色んな ...続きを読む